「箸がうまく持てない」「洋服のボタンを留められない」「靴ひもが結べない」。
脳梗塞などを経験したご本人や、そのご家族は、こうした日常のささいな動作に大きな困難を感じているかもしれません。
「動かない側の手が、まるで自分の身体じゃないみたいだ」と感じる方も少なくありません。
脳梗塞後の麻痺によって、意思とは関係なく手足の筋肉が固くなってしまう「痙縮」という症状が出ることがあります。
これにより、手指が握りっぱなしになったり、肘や膝が伸びにくくなったりして、日常生活がさらに不便になってしまうのです。
この痙縮は、ご本人やご家族にとって、リハビリの意欲を削いでしまうほどの大きな悩みとなることがあります。

脳梗塞後の麻痺に対して、フレアスのマッサージは大きな役割を担います。
固くこわばった筋肉をゆっくりと、そして丁寧にほぐすことで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。
医学的には、皮膚や筋肉への触覚刺激が、脳神経系に作用し、運動機能の再学習を促すのではと、研究が進められています。
特に、麻痺によって固まってしまった関節を他動的に動かすことで、関節可動域を広げ、スムーズな動作をサポートします。
これにより、着替えや食事といった日常生活動作（ADL）が少しでも楽になり、ご本人の自信や自立心を高めることにつながります。
また、適切なマッサージは、麻痺側の手足のむくみを軽減し、褥瘡（床ずれ）の予防にも効果的です。
フレアスでは、ご本人やご家族が「もう一度、自分の力で動きたい」と願う気持ちに寄り添い、そのお手伝いをさせていただきます。

フレアス在宅マッサージ・鍼灸宇治施術所
村上潤平
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