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寝かせっきりは良くないの?

座位の体勢を取るとメリットがたくさんあります!

「寝たきり」と言われている高齢者の中には、様々な要因で寝たきり状態にならざるを得ない「寝かせきり」が多く見受けられます。
「座る」という行為だけでも残存機能を引き出し、予後の生活の質向上が期待できます。
今回は、座位の9つの効用をご紹介いたします。

1.食べやすい
舌骨沈下による無呼吸症状や誤嚥の予防になります。

2.褥瘡(じょくそう)予防
座位で加圧部分を変換し、褥瘡(じょくそう)予防に繋がります。

3.排便しやすい
直腸内の腹圧が高まり重力を利用して、便秘解消が期待できます。

4.筋力強化
ベッド面から身体を離し、重力に抗することで姿勢を保持する筋力が強化されます。

5.バランス向上
骨盤をしっかり立てることで、姿勢不良を予防します。

6.表情がよくなる
表情筋が収縮し、開眼することでしまった表情になります。

7.血圧調整
姿勢変化によって調節機能が働きます。
※めまいにはご注意ください

8.肺活量の増加
肺が押しつぶされる為、座位で胸郭を拡張します。

9.拘縮予防
重力の影響で自然と手足の可動域は拡がります。

(「フレアスだより 11月号」より)

座位を取るだけでたくさんの効用があります。
無理のない範囲で、できる限り座ってみることをお勧めします。

ただし、座る際の姿勢には十分ご注意くださいね。
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良い例

写真

悪い例

2023年11月15日